うつ病に特化した岡山県玉野市の 職場復帰支援 + 再発予防施設

復職者様の声

30代 男性

「まったりいこ~♪」

私がリトルプラスへ通い始めたのは2015年8月からである。

2度目の休職を取ったが、どのように過ごしていけばうつ病を再発しないか悩んでいた。
すると、妻と主治医からリトルプラスを勧められて調べて行くことに決めた。

初めて来所した時はかなり勇気を振り絞って自分で行ってみた。
しかし、施設の入り口(玄関)で固まってしまい、スタッフの方に誘導されてその場を離れるくらい動けなくなってしまった。

「本当にここへ通うことが自分に出来るのであろうか?」と疑問に思ったほどである。

スタッフの方から施設の説明、通い方(まずは、自分で来たいと思う時だけ来所すれば良い)を聞いて、これなら通えるかなと少し思えた。
それから少しずつ通う日数を増やすことができた。

リトルプラスで同じうつ病で悩む「仲間」に出会え、話しを聞いてもらえるようになってから「自分は一人ではない」と強く感じた。

仲間は年齢も職種も違えば、うつ病の「しんどさ・つらさ」も違う。
毎日来られる人もいれば、週に3、4日の人もいる。
外見はとても元気そうに見える方でも、自分とは違う形でうつ病と闘っている方もいた。

その方達とリトルプラス独自のプログラムで、「うつ病とは何か」「こんな状況・場面ではどう対処すれば良いか」または「職場で遭遇しそうな場面のQ&A」などを仲間と一緒に考え、情報交換していき、私も少しずつ「うつ病とどう向き合えば良いか」を学ぶことが出来た。

また、勉強ばかりではなく、みんなで座談会(雑談)をしたり、料理を作ったり、塗り絵をしたり、と様々なことをすることが出来る。
塗り絵はリトルプラスでしたことがきっかけで、色鉛筆と塗り絵を個人で購入して趣味の一つになった。
何かに集中すると病気でしんどい時でも気分転換などに活用できる。

また、復職する準備期間に個人で取り組むプログラムとして、スタッフの方から提案された「新聞記事の要約と感想を書く課題」を約2ヶ月間、ほぼ毎日実践した。
想像以上に難しく、そして楽しかった。
この取り組みは復職後も続けていきたいと思っている。
余談だが、新聞社の方に見て頂く機会があり2月某日の新聞記事として紹介された。

復職後は、「頑張らないこと」を目標にしている。

頑張ってしまうと再発してしまう。
肩の力を緩めた程度がちょうど良い。

そして、リトルプラスの最大の利点(メリット)は復職後も利用出来ることである。
復職したら「おしまい」ではない。

基本は月曜日から金曜日までのため、職種によっては来所が難しい人もいるが、土曜日などを利用して来所される方も多数いる。
もし復職後に体調を崩しそうになったら、病院に行くことも大切だが、リトルプラスへ行き、スタッフの方と話しをしたり、仲間と話すことで一人で悩まなくてよい。

私には、「家族に相談」「主治医に相談」の選択肢にプラスして「リトルプラス」が増えた。

「リトルプラス=小さなプラス」だが、私には「大きなプラス」の存在になると思う。

私はこれから復職して新たなスタートを迎える。
不安がないかと言われれば嘘になるが、前回の休職の時とは気分・考え方は違う。

私が友人から教わった言葉がある。
その言葉は友人の口癖「まったりいこ~♪」
なんて素晴らしい言葉であろう。
この言葉は今後の人生で私の支えになることは間違いない。

もう一度自分に言い聞かせる「まったりいこ~♪」