40代 男性

今は一人で抱え込むことはない。リトルプラスに繋がっているからです。

リトルプラスという場所。

私にとってかえがえのないものとなりました。
うつ病と診断されて約9年、リトルプラスに通い続けて1年と8ヶ月、調子を崩して長期間、リトルプラスを欠席をしたこともありました。
スタッフの方や研修生の方に散々ご心配をおかけしました。
しかし、こんな私でも再就職を果たすことができたのです。

きっかけは、リトルプラスで参加した企業見学でした。
最初は、何となく行ってみようかという気持ちから始まり、実際に見学してみて、その雰囲気のよさに、こういった職場もあるのか、是非こんな職場で働いてみたいと思ったのです。
そう思えたということは、私の調子もだいぶ回復してきていたということでしょう。

大切なのは、行動を起こすこと。
そうすれば見えてくるものがあります。
すぐには見えなくても、いつか必ず見えてくるものがあります。

復職や再就職どころか、日々の生活もままならない、そんな方もおられるのではないでしょうか。

自分だけが、と思っていませんか?答えはNOです。
以前の私がまさにそう感じて、一人部屋の布団にこもり、規則正しい生活など程遠い状況だったのです。
無職で、将来なんてないと辛くふさぎこんでいました。
しかし、リトルプラスに繋がってからの自分はどうだったか。
少なくとも鬱で同じように苦しんでいる仲間がいることに触れることが出来る。
仲間は、いるのです。
そう、一人じゃない。

リトルプラスには、たくさんのプログラムが用意されています。
一部選択制で、様々なプログラムが受講できます。
その中には、復職や再就職に向けてのヒントがたくさん含まれています。
それに気付くことが大切だと思います。
プログラムはしんどい時は途中退席や別の場所で一時休憩などもできます。
強制ではありません。

しかし、私が思うのは、回復期にある人は、辛くても参加する、しんどくても来所する、そういう心構えが必要だと感じました。
寝ること、食べること、服薬すること、運動すること、そして、リトルプラスに通うこと、それは仕事だと思います。
リワークに取り組むことは仕事だと思うのです。
そうすれば、見えてくるものが必ずあります。
頑張れば、それに応えてくれるスタッフの存在があります。
チャンスを逃さないスタンスになれるように努力する姿勢がとても大切だと思います。
これは、あくまでも回復期、寛解期にある人のことです。

私にも調子の波があります。
その波は今後もあると思います。
しかし、大きく落ち込むことがないように、心掛けることをたくさんリトルプラスで学びました。

これからは、社会人にまた戻り、仕事をしていくことになります。
困難もあると思います。
でも、今は一人で抱え込むことはない。
リトルプラスに繋がっているからです。
それにたくさんの支援者の方と繋がりました。もう安心です。
鬱と上手く付き合っていくことになるでしょう。