うつ病に特化した岡山県玉野市の 職場復帰支援 + 再発予防施設

スタッフブログ

プログラム

秋。芸術療法

みなさん、こんばんは。

秋ですね。すっかりと。日が暮れるのも早くなりました。周りは風邪をひいている人もちらほらいますが、皆さんお元気でしょうか。

リトルプラス青井です。

リトルプラスでは芸術療法全般にも取り組んでいます。

芸術療法、あまり馴染みのない言葉でしょうか。

日本臨床心理士会がHPで紹介している言葉を借りてみましょう。

幼いころ、だれもが経験したことのある「ごっこ遊び」や「なぐり描き」、「粘土遊び」、「砂遊び」といった表現活動は、子どもの成長・発達をうながす一助として、重要な役割と意味があります。

芸術療法とは、このような表現活動の意味や役割を生かした心理療法です。
表現活動の相違によって、絵画療法、音楽療法、心理劇、箱庭療法、舞踏療法、詩歌療法、コラージュ療法、造形療法などがありますが、芸術療法は、これらの多彩な技法の総称です。

芸術療法の特徴は、単なる言葉では説明できないクライエントのこころの世界や感情を、「絵」や「音楽」、「ダンス」などのイメージ表現手段によって理解することを可能にすることです。

そして、そこから問題解決への糸口を見いだし、自己実現への道を開くことを目的にしています。
方法は各技法によって異なり、個人として行う場合と集団で行う場合がありますが、子どもから高齢者まで適応が可能で、どの技法をどのように用いるかは、クライエントの意志が尊重されます。

引用:http://www.jsccp.jp/near/interview4.php

とあります。

芸術を通じての心理療法という感じでしょうか。

以上の書き方であれば、患者さんの見立てに利用されるようなそういう意味合いが濃く感じますが、それだけではなく、芸術療法の療法の部分、つまり作成や鑑賞など、それ自体が療法となるとも思います。芸術の創作の過程や鑑賞の過程などに、それ自体に治癒的な効果、カタルシスのようなものがあるように思います。その治癒的なもの、治療機制のようなものは、いくつかの論文がありますのでご興味があれば調べてみるのもいいと思います。

芸術療法、その芸術については様々なものがあります。絵画だけではなく、様々なものがあります。私自身はコラージュ療法についてを大学では調べていました。今でも興味深く時々調べたりしている療法の一つでもあります。

日本でも学会が組織されています。50年にもなるんですね。かなり歴史ある学会です。よく聞く芸術療法の領域の先生方が名を連ねています。

本学会は、絵画、詩歌、音楽、ダンス、心理劇等々の芸術活動を介して心身の治療を行う芸術療法を中核として、その諸領域の学術研究の進展と専門的治療技術の普及・充実を図ることを目的としている。設立は昭和44(1969)年で、50年近い歴史を持ち、現在、会員数はおよそ1000人、職種は精神科医、臨床心理士、作業療法士、看護師、音楽家、画家、教師など多彩である。

毎年一回(10月〜12月)、学術大会を開催。さらに学会活動の一環として、芸術療法のさらなる発展充実を目指し、年1回、芸術療法研修セミナーをプライマリーとアドバンスト両コースで開催している。また、学会員としての活動状況を検討の上、「芸術療法士」の認定を行なっている。

なお機関紙として、「日本芸術療法学会誌」を年2回発行している。

引用:http://jspea.org/outline/index.html

この日本芸術療法学会では大会が開催されるようで、気になります。

大会長でもある山中康裕 先生(京都ヘルメス研究所所長・京都大学名誉教授)は以下のように書かれています。個人的見解ですが、芸術療法の可能性はこれからもっと注目されるようになるのではないかと思います。

薬物療法が、精神科領域の真の意味での救い手とは到底言えない今日にあって、いくつかの輝かしい実践的効果を上げている芸術療法を、更に切磋琢磨し洗練して、真に患者さん・クライエントにとっての福音をもたらしうる治療法にしていきたいと考えています。

引用:http://jspea.org/meeting/index.html

以上のように、日本や英国、アメリカなどでもさかんに行われている芸術療法。

リトルプラス版といいますか、本日は写真をテーマにしたArt活動を行いました。

日本写真療法家協会というものもあるようです。へえ、知りませんでした。
https://www.shashin-ryoho.com/写真療法とは/写真の効用について/写真が心身にもたらす影響/

たくさんの方々に参加いただいて、「カメラ講座」から始まり、「デジカメ散策」や「メンタルアート」など、芸術満載な1日でした。

みなさんの表現力やひねり?や意外性なんかにも驚嘆、驚きました。

芸術いいものですね。

創作することももちろんいい。それを一人で、複数名で味わったり感想を言い合ったりもいい。今日はみなさんの自然な笑顔を存分に垣間見られた時間でした。

芸術的なあるいは詩的な言葉を持ち合わせていない私ですので、、、(やっぱり)写真で少しだけ活動紹介したいと思います。

カメラ講座
なぜ写真か?
メンタルアートは様々なものを用意しています
行動活性化にも役立ちますね
趣味にもなれば

芸術療法だけではありません。

リトルプラスの掲示板3箇所は所狭しとイベントやプログラムの案内。
自ら選択できるプログラムも用意しています。

プログラム外に行うものも充実してきています
IMR
クラブ活動で個々に合った目標達成を
今週末は6時間走り切ります
ボディースキャンを重視しながら

とまあ、とりとめもなく長くなってしまいました。

芸術の秋!皆さんも芸術活動いかがでしょう。

リトルプラスの小さい看板です

リトルプラス。

本日も新たな方をお迎えしての1日でした。
岡山市、玉野市、倉敷市などからご利用いただいています。

また、研修生の声もたくさん掲載しています。
うつ病ではない方もよければご覧いただき、精神的健康を考えるキッカケにしていただければと思います。研修生が一生懸命に書いてくれています。

この記事の投稿者

PROFILE

#うつ病%20#リワーク%20#リトルプラス #スタッフ

公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士

青井 洸

Kou Aoi