メンタルヘルス
管理監督者の果たす役割
うつ病リワークリトルプラスの青井です。
今日の岡山県はあたたかく、南部は25度くらいまで気温も上がるようですね。
半袖にするか長袖にするか悩む季節です。
さて、前回のブログ「ストレス社会を生き抜く・・・」にも書きましたSOCのことですが、文献で興味深いものがあったので、引用してご紹介しておきたいと思います。
上司のSOCは部下のSOCに影響を及ぼす
ここでまた、興味深い研究を一つご紹介しておきましょう。 立川らによる工場労働者を対象とした研究でSOCの高い上司の下で働く部下のSOCは高くなるという報告がありました。
つまり、どんなことにでも意味をみいだし、先の見通しをしっかり立て、なんとかなるという楽観的な考え方を持つ管理監督者の下で働く部下も、そのような感覚を身につけることができ、ストレスに強い人材に育つということなのです。
たしかに、管理監督者が意味をみいだせていない仕事に部下が意味をみいだすことは容易ではないでしょうし、管理監督者が先を見通せていない仕事に対し、部下が先を見通せるわけはありません。当然といえば当然のことです。職場のメンタルヘルス対策を行う上で、いかに管理監督者の果たす役割が大きいか、ご理解いただけると思います。
「精神科産業医が明かす職場のメンタルヘルスの正しい知識 吉野聡著 2012 PP111」
いかがでしたでしょうか。
特に、管理監督者の役割を担う方には、少し耳が痛いような?話なのかもしれませんが、妙に納得できるところがあるなあと感じます。
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この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi