うつ病から復職までのプロセスの例 | Little Plus （リトルプラス） | うつ病に特化した岡山県玉野市の職場復帰支援＋再発予防施設

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うつ病リワークリトルプラスの青井です。

うつ病から復職までのプロセスは個人個人で少々違うところもありますが、大枠以下のようにまとめることができるかと思いますので、必要があれば参考にされてください。

うつ病の治療には時間がかかりますが、適切な治療を継続することで社会復帰することができます。以下に、復職までの道のりとリワークプログラムの特徴についてまとめました。

復職を焦らない

うつ病になると、気分の落ち込みや意欲の低下、不安や焦りなどの精神症状が現れ、身体症状として動悸、耳鳴り、めまい、食欲低下、肩こりなどが出ることがあります。仕事を休むことが増え、職場での業務が難しくなることもあります。

医療機関でうつ病の診断を受け、休業指示を受けた場合、会社の上司に「病気休業診断書」を提出します。上司はこれを人事部の労務管理担当者や産業医等に連絡し、休職が決定されます。

うつ病の治療には時間がかかりますが、適切な治療を継続することで社会復帰することができます。ただし、症状が回復したからといって、すぐに職場に戻って仕事を再開できるわけではありません。復職する際には、再発せずに働き続けられる状態まで回復することが大切です。休職中の方は、主治医と相談しながら焦らずに復職に向けた準備を進めていきましょう。

復職までのプロセス

復職の意思表明:
休職中の方が休養と薬物治療によって急性期のつらい状態を脱して回復期に入り、主治医に「そろそろ会社に戻る準備をしたい」と意思表明をします。主治医は本人の意思を確認した上で、実際に職場に戻ることができるかどうかを判断します。復職で求められる回復レベルを主治医が正しく理解できるように、企業側から復職後の業務内容や利用できる勤務制度（試し出勤、短時間勤務など）を説明してもらうとよいでしょう。
生活リズムと体力の回復:
急性期には休養と薬物治療が基本ですが、昼間に横になっている時間も多く生活リズムが乱れてしまいがちです。復職に向けて、睡眠・覚醒のリズムを取り戻すことが大切です。休職前に出勤していた頃と同じ時間に起きて、散歩したり、近くの図書館に通ったりして、昼間の活動時間を徐々に延ばしてみましょう。焦らずに継続することで少しずつ体力や集中力が回復してくるかと思います。
リワークプログラムの特徴:
リワークプログラムは、継続的に施設に通うことで職場復帰に必要な生活リズム等を取り戻すことを目的としています。リワークプログラムの特徴を説明します。
1. 実践的なトレーニング:
  リワークプログラムでは、実際の職場に近い環境で軽作業などを行い、これにより、仕事に必要なスキルや体力を徐々に回復させることができます。
2. 再発予防の学習:
  リワークプログラムでは、疾患や治療薬、再発を防ぐための方法などについて学びます。これにより、復職後も再発を防いで働き続ける力を養うことができます。
3. 個別対応:
  リワークプログラムは、参加者の状態やニーズに合わせて個別にカスタマイズされます。無理をせずに、少しずつ参加できる日数を増やしていくことを目指します。リトルプラスではこの点をかなり柔軟に個別的に対応していますので、安心して通い始めることができると思います。
4. 医療機関での実施:
  リワークプログラムは、地域障害者職業センターのほか、病院やクリニックなどの医療機関でも実施されています。医療機関でのプログラムは、主治医と連携しながら進めることができます。
  リトルプラスは精神科が主な医療法人が運営しており、専任の有資格者（臨床心理士や公認心理師、医師、精神保健福祉士等）がケアを行なっております。
リワークプログラムは、復職に向けた準備をサポートする有用な手段です。

焦らずに自分のペースで取り組んでいきましょう。