活動・日記
書籍紹介・うつ病を克服するためのポジティブサイコロジー
こんばんは。リトルプラス青井です。
今日の岡山も暑かったですね。皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
リトルプラスには、岡山県内全域のみならず広島県などからも利用があります。
皆さん、頑張っていますね。
今日は図書の紹介を。
大野裕先生が監訳されている「ミリアム・アクタル著 うつ病を克服するためのポジティブサイコロジー練習帳」です。
最近では、心理学の分野でポジティブ心理学が注目されています。
大きめの書店には、そのコーナーがあるくらいなので、確かに需要があるのでしょう。
本著は、うつ病の患者さんに向けた書籍ではありますが、治療者、支援者にも気づき多いものであると感じます。
詳細な説明はネット他に譲りますが、ネガティブな側面に重きを置いた従来のあるいは現在のセラピー(心理療法)とは違う視点での捉えになっています。我々治療者が普段見落としがちな患者さんのポジティブな側面、あるいはポジティブに間居られる側面やスキルに焦点を当てていると感じます。また、患者さんにそうなれるようなスキルの数々を紹介しています。例えば、マインドフルネスであったり。具体的です。是非一度ご覧になってはいかがでしょうか?
うつ病を経験した女性著者が描くポジティブサイコロジーの世界。
リトルプラスでの日々を振り返りながら、納得できること・気づきも多々あり、マーカーで真っ青になっています。
こうした視点をいかに臨床(リワークとカウンセリング)に活かしていくかも重要な課題であります。
一説をご紹介しましょう。
「ポジティブサイコロジーがウェルビーイングを促進させるために、人生における良いことの強化に焦点をあてる」
「あなたの苦しみの原因ではなく、あなたが到達したい目標地点に焦点を合わせること」
その人のポジティブな側面に焦点付けること、あるいはその癖を付けること。
それもまた克服に必要な視点なのではないでしょうか。
また、良い本をご紹介できればと思います。
この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi