活動・日記
3割超が「7年以上続いている」
うつ病リワークLittle Plus青井です。
3割超が「7年以上続いている」
なにがでしょうか?
これは引きこもりに関してのデータです。
しかも若者についてのデータです。
中年期、老年期については最新データは不明です。
引きこもりについては、うつ病の方も含まれるのではないかと思います。
もちろん医療機関を未受診の方もいらっしゃるでしょう。
今回の調査報告の詳細についてはまだ目を通しておりませんが、この記事の一部には以下のような文章があり、我々の支援機関の必要性がなお一層強調されているように感じます。
引きこもり状態を脱した人にきっかけを聞いたところ、「フリースクールに入学」「同じような経験の人と会った」「医療機関や地域の支援センターを利用」といった答えが目立ち、支援や人的交流がカギを握ることが明確になった。
以下、JIJI.COMより転載いたします。
内閣府は7日、「若者の生活に関する調査」結果を公表した。15~39歳の若者のうち、学校や仕事に行かず、半年以上自宅に閉じこもっている「引きこもり」の人は推計で54万1000人で、2010年調査時の69万6000人から約15万人減少した。一方、現在引きこもりの状態にある人の3割超が「7年以上続いている」と答え、長期化が進んでいる深刻な実態も浮き彫りとなった。
引きこもり人数の減少について、内閣府は「09年成立の子ども・若者育成支援推進法に基づく相談や訪問支援などの行政の対策で、一定の成果があった」とみている。今後、長期化の要因も分析した上で、支援に携わる人材の育成など対策を強化する方針だ。
引きこもりに関する調査は2度目。「7年以上続いている」と回答した人の割合は、10年調査では16.9%だったが、今回調査では34.7%に上昇した。引きこもりが始まった時期については、「20~24歳」が34.7%で最も高く、「15~19歳」が30.6%、「14歳以下」が12.2%だった。
引きこもりの理由では、「不登校」「職場になじめなかった」「就職活動がうまくいかなかった」などの回答が多かった。引きこもり状態を脱した人にきっかけを聞いたところ、「フリースクールに入学」「同じような経験の人と会った」「医療機関や地域の支援センターを利用」といった答えが目立ち、支援や人的交流がカギを握ることが明確になった。
調査は昨年12月、全国の15~39歳の男女5000人を対象に実施し、有効回収率は62.3%。このうち、引きこもり状態にある人の割合は1.57%で、この数字を基に総数を推計した。(2016/09/07-17:13)引用元:JIJI.comより
(http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090700646&g=pol)
長期化する引きこもりというある意味では現代の社会課題ともいえる現象。
その中には「自ら」が、あるいは「家族」が困っているという方もいるように思います。
うつ症状だとか、精神症状で。
そうした方の役に立つこと、たてること。
考えていかねばなりませんね!
我々にできることを精一杯。
この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi