活動・日記
不要不急な読書
リトルプラス青井です。
新型コロナウィルスで不要不急の外出は控えないといけません。
岡山県でも緊急事態宣言が出ており、色々なことが自粛されております。
テレビでもネットでもコロナコロナ、ラジオなら?と思いつけるとこちらも一緒でした。それくらい大変な時期。
こんなときはいつもと違う環境の方も多いでしょうし、先の見えなさもストレッサーとなることも考えられます。出かけたい欲求なども満足にかなえられないですよね。そうでなくても、日々医療現場で従事されている方々のストレスは相当に強いものではないかと思います。色々なところで、色々な方が大変な思いをしている時だと思います。
こんなときは少しほっとできる?記事でも書きたいのですが、考えるとなかなか難しいものです。たまに書いている書籍紹介でも・・・難しい書籍は教科書として読みますが、紹介はあまりしません。へえ!な本やしょーもない!けどいいねえという本の紹介が主です。今回はホッとできるかは別として・・・こんな本。
不要不急の外出は控えねばなりませんが、不要不急の読書ってあるでしょうか。今すぐでなく、さして重要ではないような、そんな本。こんなの書いたら作者編者に怒られそうですね。けど、面白い本が見つかりました。
こちら。
『#名画で学ぶ主婦業』
タイトルからして「??」て感じですね。完全にジャケ買いです。
西洋の名画がたくさん載っています。そこに、主婦ならではの日常の切り取りでコメントがついています。たったこれだけの構成の本です。boketeの主婦&西洋絵画バージョンといえばよろしいでしょうか。
読了。
感想。
主婦、大変!
以上。
巻末には編者の意図するところも載っています。「日本人特有の『見立て』」が面白くさせていると。その通りだと思います。
それに、たぶんこの本を買わなければ見る機会もなかったろう西洋絵画を多数発見できます。その解説もとても簡素に書かれていて、そこもまた読みたくなるような内容です。私はいいなという絵に一つ出会いました。
絵画と主婦の日常を組み合わせるという発想もまた面白く、主婦でなくても、妙に納得できたりするものもあります。心から「ああ、それわかるー!!」「わたしもー!」と思えたり、話せたり、共感し会えたりすることって、精神衛生上とても大切なことなんじゃないのかなと。そのニーズをこの本が充足させているとすれば意味ある本だと思います。しかも、今のこの時期って気軽に人に会って、ゆっくりとたくさん喋ることや聞くこと、リアルタイムの共感って満足にできないですし・・・ましてや今休校している学校も多く、子供のお世話と仕事や家事、本当に大変でしょうし・・・と考えると、「あれ??実はこれ(今だからこそ)ある意味では不要でも不急でもないストレス解消書籍?」なのかもしれません・・・男性の皆さんもぜひどうですか。主婦大変!と書きましたが、主婦でなくても、性別関係なく共感できる部分はあるかもしれません。
以上、オチもヒネリも皆無な個人的おすすめ本のご紹介でした。
あ、不要不急の世間の中にあってもリトルプラスの植物たちは活き活きと成長しています。(そろそろシマラッキョとニンニク収穫か?)
この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi