プログラム
復職準備性
年齢性別を問わず、たくさんの方々が来所されているリトルプラス。
日々、皆様色々な形で努力をされ回復をそして復職や再就職、再発予防を目指されています。
復職と再就職のために準備できることってなんでしょうか?
うつ病からそれらを目指す。そのためにできる準備とはなんでしょうか。
色々とあると思います。休養や服薬による治療、カウンセリング等による治療など。
そのひとつの準備にリワークがあると思います。
治療がある程度できて、その後の回復期に生活を整え、就労への準備を行う。
再び仕事に戻るための準備を行う。リトルプラスはそういった場所でもあります。
では、どのような準備が必要か。
人により、回復度合い、症状により様々です。
職場復帰可否の判断基準を厚労省が出しています。
それには以下のような項目があります。
- 労働者が十分な意欲を示している
- 通勤時間帯に一人で安全に通勤ができる
- 決まった勤務日、時間に就労が継続して可能である
- 業務に必要な作業ができる
- 作業による疲労が翌日までに十分回復する
- 適切な睡眠覚醒リズムが整っている、昼間に眠気がない
- 業務遂行に必要な注意力・集中力が回復している
など
で、この基準に達するような準備が必要となります。
業務遂行に必要な注意力・集中力?
安全な通勤ができる?
疲労が翌日までに十分回復する?
十分な意欲?
これらをどのように準備すればよいでしょうか。
あるいはだれがどのように確認すればよいでしょうか。
家で一人で休養しているだけではできないことばかりではないかと思います。
リトルプラスでは、こうした準備ができます。
自己、専門職スタッフによる判断もある程度可能です。
まずは通ってくることもしんどいでしょうし、初めてくる方は緊張もします。
他の方と話すのもおっくうと感じるかもしれません。
あるいは、負担と感じることもあるかもしれません。回復期は特にそうかもしれません。
しかし、通ってくるうちにだんだんと慣れてきます。
慣れてくれば、仲間とのコミュニケーションも少しずつできてきます。
スタッフとともに休職の振り返りや自己の振り返り、分析などもできてきます。
再発予防のためにストレスについて学んだり、集団認知行動療法などで自身の捉え方を柔軟にする方法を身につけられたりします。
あるいは、運動療法や自然豊かな環境化でのプログラムで癒されたり、体を鍛えたりすることもできます。
辛いことや悲しいことをスタッフ(有資格専門職:公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士等)に聞いてもらうこと、アドバイスをもらうことも。
こうなりたいという希望もスタッフと、あるいは同じ方向を向く仲間と共有することもできます。
自分の望む目標に対して具体的な計画を作成できます。
リトルプラス内では適度に役割もあります。
回復の後期には、心理的に安全な範囲である程度の作業負荷などをかけていきます。
もちろん、全てにおいて無理は禁物です。
こうした日々を過ごし、徐々に職場復帰、再就職への準備が整ってきます。
2019年11月のプログラムは以下にありますのでご覧ください。