プログラム
捉え方のクセってありますか?
皆様、ものごとの捉え方のクセってありますか?
きっとありますよね。
うつ病の症状として、思考の障害というものが出てきます。
極端なものの捉え方や、歪んだ捉え方。あるいは言い換えると自分を大切にできない考え方、認知。
こうした捉え方を柔軟にしていくものが集団認知行動療法といえます。
認知もそうですが、行動面からも働きかけます。
集団認知行動療法は岡山県内では実施している医療機関は少数で、限られています。
リトルプラスでは、レギュラーなリワークプログラムとして実施しています。
1クールが12セッションで構成されており、1セッションが90分です。
個人ワークや集団でのワークなどを通じて、自身の認知のクセに気付くとともに、それを柔軟にしていく。そんなイメージでしょうか。
カウンセラーと1対1で行なう認知行動療法もありますが、リトルプラスでは集団の良さを活かして集団にて実施しています。
今日は2セッション目でした。
「満足のいく出来事記録表」から始まって、今日は「考え方のクセを知るテスト」、「心理教育」を行ないました。
研修生はそれぞれの目標を持ち、毎回受講しています。今日は12名もの方が。
堅苦しいだけのものではありません。リラックスして参加してもらっているように思います。
次回のセッションは「気分について」を行ないます。
もちろん、セッションとセッションの間にはホームワーク(自己学習)があります。
日常で使えるようになるために、日常に落とし込めるようになるために、ホームワークが毎回あります。
もちろん、極端に難しいものではありませんが・・・
捉え方のクセを知り、より柔軟にして、復職、再就職、そして再発予防に活かすこと。
大きな目的のひとつでもあります。
この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi