プログラム
認知再構成、自動思考の検討
認知再構成、自動思考の検討
今日も寒く、底冷えと言いますか、、、
こんな中でも、運動療法を兼ねているウォーキングクラブはしっかりと活動しています。
朝一は施設内も冷え込む冷え込む・・・
職員もこんなヌクヌク装備を・・・
必殺、足裏に貼るカイロ。
ミソは「普通の貼るカイロ」。
足用には設計されておりません!・・・笑
しかし、快適性は抜群だそうで・・・
私も試してみようかどうしようか、検討しているところです。
とまあ、寒い話ばかりしていてはいけません。
今回は、認知再構成、自動思考の検討についてです。
認知再構成法については、専門書のみならず一般向けの書籍でも多く目にするようになってきています。
認知再構成法は認知行動療法の中のひとつの技法として知られています。
うつ病等により症状として、認知(ものの見方、考え方)に歪みが生じます。認知の誤りともいえます。
こうした認知を少しでも柔軟にするひとつのツールが認知再構成法です。
その中で、自身の自動思考(ここでは=認知と考えてみてください)についてを検討する箇所があります。
例えば、こんな質問など。
- 自動思考がその通りであるという事実や根拠(理由)はありますか?
- 自動思考を信じるメリットは?
- 自動思考を信じるデメリットは?
- 他の人なら、この状況に対してどんなことをするだろうか?どう捉えるだろうか?
- 親しい友人が同じ状況なら、どんなふうに言ってあげたい?
などなど。
割と有名な質問の一部です。
このように、自身の置かれている状況やそれに対する自動思考についてを検討していきます。
重要なのは、「様々な角度から」自動思考を検討するということです。
リトルプラスでは、それようの認知再構成シートでもって自動思考を検討しています。
もちろん、一度シートに書き込めば自動思考が柔軟になるかというと、そんなことはありません。
何度も書き込んだり、考えたりしながら、日常で起こることを素材に、「身につけて」いきます。
柔軟な思考のトレーニングともいえますね。
こうした技法の習得を一人で行なうのではなく、集団にて行なっていく。
これもまた、集団認知行動療法のひとつのよさといえるでしょう。
同じことで悩んでいる仲間あるいは戦友を持つこと。
ともに復帰をめざすこと。
その環境。
うつ病からの復帰に必要なことのひとつです。
認知再構成法については、また書きたいと思います。
この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi