岡山市 社会保険労務士
社労士からみたリトルプラスとは
うつ病リワーク 「リトルプラス」
この形態としては、岡山県初、全国的にみても3番目の開所だと聞いています。メンタルヘルス不調の人が多い現在を考えると施設長である青井さんに先見の明があったということだと思います。
メンタルヘルス不調の原因
- 過重労働:長時間労働や業務過多は、ストレスの大きな要因です。
- 人間関係のトラブル:職場内の対人関係やパワーハラスメントが心理的負担を引き起します。
- 役割の不明確さ:職務内容が曖昧だと、不安やストレスが増大します。
- 職場環境の悪化:騒音や照明、温度などの物理的な要因も影響を与えます。
- サポート体制の不足:メンタルヘルスに関する理解や支援が不十分だと、問題が悪化しやすくなります。
このような原因でメンタルヘルス不調に陥った方が治療後に職場復帰に向けた予行演習をし、自信を持って会社へ出勤してもらうためのお手伝いをする場所それが「リトルプラス」です。
私は社会保険労務士をしています。
日本政府が推進する「働き方改革」に影響を多く受ける職種でもあります。
「働き方改革」の主な目的は、労働生産性の向上とワークライフバランスの実現です。
施策として、
- 労働時間の短縮:長時間労働の是正を図り、残業時間の上限を規制します。
- 柔軟な働きかの導入:フレックスタイムやテレワークの推進により、従業員が柔軟に働ける環境を整備します。
- 同一労働同一賃金:非正規雇用者と正規雇用者の間の不合理な待遇差を解消し、公平な労働条件を確保します。
- 女性や高齢者の活躍促進:働きやすい環境を整えることで、女性や高齢者が活躍できる職場を増やします。
上記のようなことがあげられます。
働き方改革は、従業員の健康と満足度を向上させ、企業の持続可能な成長を支援することを目指している訳です。
働き方改革 実はメンタルヘルス不調にならないように会社側で取り組む施策を推奨しているとも考えられます。
メンタルヘルス不調に陥った人の現場復帰をフォローするリトルプラス、メンタルヘルス不調にならないように企業に働きかける社会保険労務士、協力しあえる関係にあるのだと思います。
私は仕事上色んな会社、施設の方と接する機会があります。ある日、福祉施設代表の方から、「リトルプラスのプログラムは素晴らしい。利用者個々に応じた良いプログラムだ。」と聞いたことがあります。
また、利用者が本格的なプレゼンの練習を行っていたり、パソコンに精通している人もいる、結構遠くからも利用者が通っている等、驚かされることが多々あります。
これも専門家集団であるリトルプラスならではないかと思います。
そして、社会保険労務士の立場から働く場所としてのリトルプラスを見ると、ほぼほぼノー残業、休日は十分、有給休暇の消化も問題なく、、、まさに働き改革の先端をいっています。このような労働形態なので、職員もワークライフバランスが実現でき、利用者に十分な対応ができているのではないでしょうか。