岡山県 公認心理師・臨床心理士
心理専門職が考えるリワークリトルプラスのこと
リトルプラスに興味を持った方へ。
がんばりすぎて、パワーを使い切ってしまった状態で、新しい場所の扉をたたくことはとても力がいることだと思います。
はじめのうちは、文字を読むこともしんどいかもしれません。
そんなときはリトルプラスのホームページにある『フォトギャラリー』を眺めることからはじめてみるのはいかがでしょうか。
日々の活動の様子がおしゃれで素敵な写真としてたくさん載っています。
また、スタッフの方の写真とスタッフの方々が書いているブログで、リトルプラスがどのようなところなのか、自分と共に歩いてくれる人はどんな人なのかということを事前にイメージしやすいと思います。
もう少し文字を読む気力が湧いた日には、いろいろな方の声が載っているのでそれも読んでみてほしいです。
申し遅れましたが、私は岡山県内の精神科病院で公認心理師、臨床心理士として働いている者です。
日々のカウンセリングにおいて、うつ病の方が再就職できるまでの支援を行なうことがありますが、一対一でのカウンセリング、院内のみでのかかわりとなりますので、手の届かない部分がどうしても出てきてしまうことを実感しています。
そんな私のリトルプラスという「うつ病に特化したリワーク施設」についての第一印象は質の高いプログラムがとても魅力的だということです。
プロフェッショナルから様々なプログラムを学ぶということは、本格的に取り組むことができるということ。
中途半端でない取り組みができることは、視野を広げ、ストレス対処のための新たな手段を獲得するには十分すぎる環境ではないかと思います。
また、『職場をイメージしたトレーニング』では、一対一のカウンセリングとは違い、他者がいる中での自分を想定して動くことができます。
もちろん、職場への本格的復帰の前に慣らしという時間が職場内でも作られているかとは思いますが、そもそも自分はどれくらいよくなって、どの程度やっていけるのかという自分の状態は、職場に入る前に知っておきたいものではないでしょうか。
加えて、「一緒に同じ目標を持って進む仲間に出会えること」もまた、リトルプラスの魅力なのかもしれません。
そして、復帰してからが本番!なのにその後の支援はなされないというところも多い中、リトルプラスでは復職後のフォローアップもしっかりしているようです。
以上のようなリトルプラスは、「人のために」をモットーにしている代表を筆頭に、いたるところに細やかな配慮がされています。
この場所であれば病気に立ち向かっていける、自分がリスタートするための環境が整っていると信じて、一歩踏み出してもいいのかもしれません。
最後になりましたが、笠岡、福山方面にもリトルプラスのような施設があればいいなと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!