40代 男性
卒業した今思うのは「通ってよかった」というシンプルなことです
この文章を読んでいるのは、当事者で自分に役立つ施設がないかなと探しておられる方、あるいは誰かにこの施設を紹介しようかと思われている方ではないかと思っています。
この文章がそのような方の役に立てば嬉しいです。
私は知人にこの施設を紹介されました。
休職し始めてから約1年たったころです。
復職の日がその時点で決まっていましたので、復職の日から逆算すると半年前ということになります。(休職期間は1年半でした)
紹介されたときには「役立つかもしれないけど、どんな場所か想像もつかないし」などと思い、リトルプラスに行くことはリスクの多いことのように感じました。
そして、その時の自分には、そのリスクを乗り越えてまで通おうとするエネルギーがなかったように思います。
そのままにしていました。
今振り返るとこの時点でせっかく紹介されたのだからとすぐに行くことをせず、自分の状態を大切にできたのはとてもよかったと思っています。
紹介されてから約2ヶ月後、別のきっかけがありました。
主治医の先生が「復職に向けて施設に通ってみませんか」と岡山障害者職業センターを例にあげ、施設に通うことを提案してこられたのです。
これがきっかけとなり、リトルプラスのことを思い出しました。
主治医の先生には紹介されている施設があること、ホームページなどで情報を集めて施設について検討したいことを伝えました。
そこからリトルプラスと岡山障害者職業センターを調べ始めたのです。
いま見られているリトルプラスのホームページですが、親切そうな感じ、センスのよさそうな感じがしませんか?
これはリトルプラスのすてきなところだと思います。
見る人を心地よくさせるために、丁寧に誠実に仕事をされている感じ。
こんな仕事のできる方々のいる施設はいい施設に違いないと、私はこのホームページを見た時に思ったのです。
そんな心持ちになったところで、ちょっと質問したいことが出てきました。
このようなうまいめぐり合わせで、電話をかけてみようと一歩踏み出す気持ちになったのです。
とは言いつつ、はじめて電話をかけるときは、不安で体が震えるぐらいだったのを覚えています。
つながってからも、随分話すのに苦労しました。
たどたどしい話し方だと自分で思えて恥ずかしかったのを覚えています。
電話に出られたのは、たまたまのちに私の担当となるスタッフの方です。
その方が、その時の私にちょうどいい誘い方で、1日体験を勧めてくれました。
電話を切る頃には、1日体験に数日後に行くという段取りを決めていました。
私がリトルプラスに行くようになった流れの中には、このような幾つかの偶然がありました。
でも、それは必然であったかのような気もしています。
「健康になってね」と応援してくれるいろいろな人の気持ちが重なって、つがるみたいな感じです。
ありがたいことです。
私はリトルプラスでよい練習や訓練ができました。
楽しい時間がいっぱいありました。
素敵な仲間に出会うこともできました。
優しさや偶然が重なってリトルプラスに巡り会うことができた自分は本当に幸運だと思います。
でも、あなたもこの文章を読んでいる時点で、幸運を引き寄せているのかもしれません。
「自分に合ってそう」と思われたら一歩踏み出されてはいかがでしょう。
卒業した今思うのは「通ってよかった」というシンプルなことです。