30代 男性
リトルプラスは、人生を見つめ直すことのできた貴重な時間だった。
長く、つらい復職活動だった。
数回繰り返した休職、会社側の対応も慎重となっていった。
家庭がある、家計も限界がある、治療も時間がかかる、会社の休職期間にも限界がある。
何かが崩壊したら、全てが崩壊するかもしれない恐怖に怯えながら過ごしていた。
社会復帰する最後のチャンスと捉え、リトルプラスへ通所することを決意した。
通い始めは体調は悪く、毎日通所することができなった。
そんな自分が悔しくて仕方がなかった。
なかなか今の自分を受け入れることができなかった。
スタッフや研修生の方々にはとても感謝しています。
今の自分は、以前の自分に戻ったのか、変わったのかわからない。
でも今の自分が好きになった。
リトルプラスでお世話になったことを書きたいが、長くなるので抜粋します。
ただし長文を書くのが苦手なので、項目に分けて書きます。
人に優しくなれた
体調が安定しない時は、他者に配慮する余裕もなかった。
自分自身が安定してくると、他者へも気にかけられるようになっていった。
運転が楽しくなった
気分の変動が大きく、猛スピードや危険な運転をしていた。
今は、アクセル開度も程よく、周りのリズムに合わせて、譲り合いのできる運転ができるようになった。
雑談が楽しいと感じることができるようになった
周囲の音を不快に感じ、気分が大きく変動していたが、雑談に入りたい、盛り上げたという気持ちに変わっていった。
自分を大切にすることができるようになった
1つの物事に執着し、がむしゃらに取り組んでしまい、気づけば疲労困憊していた。
今では自分の体調をモニターしながら程よく休憩しながら過ごせるようになった。
スタッフへの感謝
いつでも相談にのってもらえる、時には叱ってくれる。
そして何より自分自身のことについて一緒に真剣に考えてくれる。
研修生同士の助け合い
完璧な人間なんていない。
自分一人でできることなんて限界がある、それに気づけた。
仲間で助け合いながら同じ目的に向かうことの大切さについて学んだ。
初めて弱音を吐いた
自分の弱さを見せたくない、そう思って生きてきた。
でも思い切って弱音を吐いてみた。
そしたらすごく気持ちが楽になった。
相談したい、と思える場所ができた
悩みはいつも自分の中で押し殺していた。
そして無理やり咀嚼していた。
ただ、聞いてもらえるだけで気持ちが楽になることを初めて知った。
生活リズムが整った
始めは毎日通所できなかった。
通所して一日中倒れていることもあった。
苦しい辛い毎日だったが、続けるうちに終日プログラムに参加できるようになった。
苦手だった空間が、いつしか平気になっていた
人が密集している場所が苦手、パニックになる。
少しずつ克服する努力をした。
換気をする。出入り口の近くに場所取りする。しんどくなったら退出する。
少しずつだけど、適応できるようになってきたと思う。
病気の再発防止対策を考えることができた
復帰後、過去に遭遇した辛い出来事と同じ状況になった際、どうやったら乗り切れられるかをスタッフと真剣に話し合った。
リトルプラスを卒業した後は、仕事のスタートとなる。ここからが勝負だ。
リトルプラスは、人生を見つめ直すことのできた貴重な時間だった。
リトルプラスは、初めて自分の居場所ができたと思えた場所だった。
スタッフのみなさま、研修生のみなさまに感謝します。
ありがとうございました。