30代 男性
リトルプラスに来て学んだこと、気付かされたことと言うのは沢山あります。
社会人になりたてのときは自分に自信が持てず、仕事はミスで怒られてはへこみ続け、暴言を吐かれてはその通りだと思い込むといった感じでした。
だからかいつかはうつ病になってしまうのではと思っていました。
そして実際なってしまい、1度復職したものの、再び休職し、ようやく今復職まできています。
そんな私がここリトルプラスに入って1年間くらい経ちます。
今現在は復職プログラム中で、時短勤務を行いながら、終わったらLPにくるという生活を続けています。
今でこそ体調は安定してきていますが、通所開始からしばらく1ヶ月間全て体調が良かったという月はあまり無かったです。
それは生活リズムの乱れがあり、薬の調整もあったりというのが主な要因だと思っていますが、特に予兆が無かったのに悪くなったこともありました。
本当に難しい病気だなとこの一年間痛感させられたとともに、色々自分の病気について勉強した一年間でもありました。
リトルプラスで私が個人的に特に役に立ったと思っているのはCBGT(集団認知行動療法)とアンガーマネージメントです。
CBGTにおいては考え方のゆがみを修正できたところが大きいと思います。私がゆがんでいたと思っているのは以下の思考です。
- 褒められても嬉しくない
- 怒られたり馬鹿にされたりすると本当にそう思って自信をなくす
- いやな事をされると更に酷いことをされるのではないかという妄想
- その妄想からの怒り
これらの思考は長年持っていたものでした。
それぞれいつから持ち始めたのかと言うのは定かでは無いものの、少なくとも社会人になった時にはもうあったのは間違いないです。
基本的に自分自身のマイナス思考の部分が尖っていたのだと今にして思います。
そんな私でしたが、認知行動療法を知ってからは特定の思考パターンがあることに気付きました。
色々試していくうちに今ではマイナス思考の部分はだいぶ和らいできたと実感しています。
アンガーマネージメントについては、特に私がストレスを貯めがちだったので、それをどう対処するかを学べたのは大きいと思っています。
怒りの感情を出来るだけ丁寧に伝える手段、またストレス解消についてを学べたのはとても有意義な時間だったと思っています。
他に個人的に気分がよくなるなと思ったのはメンタルミュージックです。
私は聞いたことが無い曲や懐かしい曲を聴くと一種の刺激を感じるのかもしれません。
それは新鮮さだとか懐かしさだとかそういった感覚が私には心地よいのだと思います。
リトルプラスに来て学んだこと、気付かされたことと言うのは沢山あります。
それはここのプログラムもありますが、同じ病気を抱えている研修生の仲間と色々お話しすることが出来たからでもあります。
色んな職種、また歳もバラバラの方々と話す機会というのはこの先の人生の中でも中々無いと思います。
だから休職はしていたけれども良い経験であったことに間違いは無いのだと今では言えます。
まだまだ私は完全に病気が治ったわけでは無いですが、回復しつつはありますのでこれからぼちぼちやっていこうと思います。