うつ病に特化した岡山県玉野市の 職場復帰支援 + 再発予防施設

復職者様の声

50代 男性

安心感を一人でも多くの方々と分かち合っていきたいです。

一年通ったリトルプラスを卒業して約半年が経ちました。現在、予備校の講師と家庭教師を掛け持ちでやっております。

「人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」⇒見方が変われば世界が変わる

「立ち向かえない人とは、成功どころか失敗すら出来ない人のことである」

「真正面からぶちあたれば、不安はあっという間に消え去る!」

私が好きな言葉です。今、精神的には、かなり落ち着いた状態で仕事に取り組めていますが、リトルプラスでの経験が非常に活きていると痛感しています。特に自分自身の内面をあらためて見つめ直すきっかけを与えてもらったと非常に感謝しています。通所して実感したことを述べさせていただきます。

自分の拠るべき所は自分自身である

リトルプラスは私にとって憩いの場所でした。仲間と語らったり、様々なプログラムを一緒にこなしたりするうちに、ほっとする場所にめぐり会えたと安心しましたが、通所し始めて半年くらい経って落とし穴が待っていました。苦手な作業の負荷が加わったこともありますが、不可解な疎外感、孤独感に襲われ、二か月くらい通所が休みがちになりました。「自分の力をもっと発揮して、もっと周囲に認められたい!もっと自分のことを分かって欲しい!」といった、甘えから来る自己本位的な欲求が原因です。再び通所し始めて、スタッフ、研修生の方々から暖かく迎えられてもこの思いは消えませんでした。私が感じた疎外感は他者からでなく、自分自身が自分のことを受け容れていないんだ!ありのままの自分に自信が無いんだ!と気付いたと実感したのは、実は仕事を再開してからですが、リトルプラスに通った経緯が無ければこんな当たり前のことにも気付くのはもっと時間がかかったかもしれません。うつが悪化する以前も塾で講師をしておりましたが、中学生の対応に手を焼いて、すっかり自信を失い、トラウマになっておりました。今は不思議とその感覚は消えています。むしろこれからの自分がどうなっていくかが楽しみです。成果を出すコツは「頑張らないこと」だと自分に言い聞かせるようにしています。

本当に変わる時は七転八倒の苦しみを味わう

うつの人に限らず、世の中メンタル的に苦しんでいる人は多いと思います。いわゆる「癒し系」が流行しているのも象徴的です。ついつい悩んでいるのは自分だけといった思い込みに陥ってしまいがちなのですが、他の研修生たちと接しているうちに軽減されていきます。様々なタイプの方々が来られており、悩みもそれぞれ違いますが、みんな本当に素晴らしい人たちで根本は同じです。みんな「心正しく生きていきたい!」という優しさゆえに調子を崩しているのです。リトルプラスでこういった人たちと接しながら、プログラムを共にこなしていくうちに、自分自身をあらためて見つめ直すチャンスにも巡り合えます。職場だとついつい周りと自分を比較してしまうのですが、ここではそんな必要は無く、周りを参考にしていけば、より客観性を身に付けることも可能です。うつの人はひとつの価値観に縛られている人が多いと聞きますし、それを打ち砕くのは簡単な様でも、実は七転八倒の苦しみを伴うとも聞きます。しかし、逆に言えばこれはチャンスです。苦しまないと人は変われないのだから・・・。私はあらためてリトルプラスで内面的に苦しんだ経験がすごく大きな糧になっていると思います。私にとってリトルプラスで出会った方々は家族のような存在です。出来れば生涯にわたってお付き合いさせていただきたいです。

リトルプラスで得た安心感

リトルプラスで頑張っている方々に対しては、本当に応援したくなります。また、心から応援していると、自分自身の不安感も軽減されていくような感覚になるのだから不思議です。研修生を応援している時、無意識のうちに自分自身にも「大丈夫!!」と言い聞かせているのだと思います。うつの人はきちんとしなきゃ!といった半ば強迫観念的な不安に襲われている人が多いのですが、「怠け心」を持って仕事をするのも「安心感」を得るための選択肢のひとつだと思います。こういった人たちは、逆に社会的な評価を「前向き」に気にしなければよいのだと思います。これは、人それぞれタイプによって異なりますが、ものの考え方のひとつの例です。人は大きく分けて9つのタイプに当てはまると言われています(エニアグラム)。私は、リトルプラスに通所しながら、あらためて自分のタイプを見つめ直しました。この感覚を社会でも生かして、もっともっと安心感を得られるようにしていこうと決心しています。そして、その安心感を一人でも多くの方々と分かち合っていきたいです。