私は7ヶ月間、リトルプラスに通いました。

体調を崩した私に、家族はリワーク施設 リトルプラスを探してくれて通う事を勧めてくれましたが、その後10ヶ月近くは通わずにいました。

自分の体調不良も認めたくない。
施設など通うのは以ての外。
偏見を持っていた。
そのように考えていたと思います。

その後、病院を変え体調が少し良くなって来た頃、現状をどうにかしなくてはとの思いから通所する事を決めました。
通所して思った事は、私の思っていたリワーク施設とは全く違った事です。

明るいスタッフに少しでも良くなろうと頑張る研修生の方々がそこにはいました。
静かに休む人、自己課題に取り組む人、自己理解を深めようとする人など、皆さんそれぞれのペースだったと思います。
そして、いつもそれをサポートしてくれるスタッフが側にいてくれていました。
スタッフの方は専門の知識を持ち、経験を積んでいるのだと感じました。
回復にあたり、通常のプログラム外に個人に合った課題を提示してもらいました。
また時には、社会であった出来事をスタッフに相談すると私が言った事を自分の事の様に顔色を変え共感してくれたりもしました。

1人じゃない、味方をしてくれる人もいると、とても嬉しく感じ気持ちが深く落ち込む事はありませんでした。
また時には、わたしのことをいつも見てくれているスタッフからリトルプラスの図書から『この本を読んでみたら』と進めて頂いた本は本当に自分に合っていて、返却した後は自分で購入しいつもそばに置いています。
まだまだ色々な体験をさせて頂きました。

今、私は再就職をしています。

7ヶ月間で体調が良くなるにつれてやりたい事が出来、挑戦する勇気が湧いて来ました。
新しい職場でも色々な事がありますが以前より考え方が変わり遥かに楽で楽しく過ごせています。

卒業して実社会に戻ってから、7ヶ月間は無駄ではなかったと実感し、意外と身についていました。
7ヶ月ですがとても貴重な一時でした。
これを知らないなんて損だ。なんて思う事もあります。
今はリトルプラスで過ごせて最高に良かったと思っています。

卒業してから今もよくリトルプラスに立ち寄ります。
変わらず温かく迎えてくれて味方でいてくれる人達がいて私が元気になるからです。

以前私は、年を取って定年したら1人で家に引きこもってしまうのかなと思っていましたが、今は、1人になったらすぐ施設に入所しようと思っています。
もう障害や病気、施設などに対して特別な感情は持たなくなったからです。

今一度楽しむ事を思い起こさせてもらったスタッフや同じ時期を過ごした方々に今はとても感謝しています。