研修生さん
リトルプラスに通いだすまでは・・・
1. リトルプラスに通いだすまでは・・・
リトルプラスに通いだすまでは家に閉じこもり、何もする事のできない自分が嫌になり、自暴自棄になっていました。
仕事が長続きしない事により自信が完全に喪失していました。
「私なんか生きていないほうがいい」なんていう非常にマイナスな思考が常に付きまとっていました。
まさにどん底でした。
そんな時に、施設長で私のカウンセラーでもあった青井さんからご連絡頂き、リトルプラスを見学することとなりました。
初めは見学だけして通所は断ろうと思っていました。
しかし、いざ施設内に足を踏み入れるとそんな考えはどこかへ消えていました。
明るい内装に、明るい笑顔のスタッフ、そして何より私を変えることができるであろう魅力的なプログラムの数々。
あの時、施設長のお誘いがなければ私がこの文章を書くこともなかったでしょう。
そしてその日のうちに通所することに決めました。
2. 通い始めて・・・
通い始めると、当然家にいる時間は少なくなりマイナスな思考をすることは以前に比べて減りました。
またスタッフや研修生の方と会話することで笑顔になることも増えました。
プログラムを通じてさまざまな考え方や思考を取り入れることができました。また、毎日同じ時間に通うことで生活リズムも安定してきました。
いわゆる座学だけでなく、運動療法、ウォーキング、料理といったプログラムもあるので心身ともに良い状態に近づいていくのを実感できました。
私にとって何より良かったのは担当のスタッフの方との出会い。
日常生活のことから仕事のことまで、親切丁寧に聞いて的確なアドバイスをくれる担当スタッフの方との出会いは私の生活を劇的に変えてくれました。
今まで家に閉じこもりきりで相談する相手がいなかった私にとってとても良いことでした。ある研修生の方との出会いも良い兆候を招きました。
最初はその方と2人で過ごす時間が多かったのですが、悩みを相談したり、聞いたりすることで、
「悩んでいるのは私だけではないんだ、ここに来て良かった。」
そう思えました。
プログラムに参加していると、あっという間に2ヶ月、3ヶ月と経過していました。
それだけ有意義な時間だったのでしょう。
リトルプラスでは皆勤賞もありそれが私に「もう1ヶ月、がんばって通おう」と思わせてくれました。その甲斐もあり、私は5ヶ月1日も休むことなく通所することができました。
皆勤賞を5度も頂く形となりました。
リトルプラスが開所以来、これほど長期間通所できたのは私が初めてです。
3. 再就職への決意
しばらくすると再び働きたいと思うようになりました。担当スタッフの助言もあり、職業訓練に通うことにしました。その分野は先に復職されたある研修生の方の助言を元に決めました。その方への憧れもありました。
年齢的にも若いので再就職を急ぐよりも訓練で基本技術を身につけ、資格を取得し再就職を目指す。
そんな決意での決断です。
もちろん担当スタッフの方に何度も相談しました。
担当の方だけでなく、スタッフの方は自分のことのように親身になって相談を聞いてくれます。
そんな意味でもリトルプラスは魅力的な場所ではないでしょうか。
リトルプラスに通うことで、「まだやり直せる、再びがんばろう!」と思うこともできました。
4. 参考になったプログラム
全てのプログラムがとてもタメになりましたが、その中でもSSTとオフィスワークが印象に残っています。
SSTはソーシャルスキルトレーニングの略称で、研修生の抱えている悩みの対処法をみんなの意見を元に、解決法を探ります。
私の悩みも何度かテーマに挙げて頂きましたが、一人では思いつかなかった事が他の研修生の方からたくさん出て、非常に参考になりました。
他の研修生の方の悩みを聞いていると良い意味で「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と思うことができました。
オフィスワークは復職、再就職した際の発表形式のプログラムで毎月テーマを決め、1人もしくはチームで発表をします。私は計4回参加しましたが、良い経験になったと感じています。
準備から発表に至るまで、少なからずストレスはかかります。
しかしそれは社会復帰においては必要不可欠で、それを社会に出るまでに4回も経験できたのは良かったです。
大げさかもしれませんが私の人生においてかけがえのない経験となりました。
5.復職、再就職を目指される方へ
家に閉じこもっていると非常にマイナスで悪い考えしか出てこないと思います。
私自身もそうでした。
しかし、リトルプラスに通所することでそれを考える時間は減ります。
そして何より偏った考えをなくしていく集団認知行動療法等でよりプラスに物事を考えられるようになります。
少しの勇気と頑張りで自分自身がとても楽になると思います。
ほかの研修生の方も良い方ばかりなので安心してください。