利用者ご家族

こういう施設があればいいなと私たちがずっと思っていたものだったからです

主人がリトルプラスとご縁をいただけたのは、私がたまたま見たホームページがきっかけでした。そこには素敵な写真と共に「うつ病特化型」と記載がありピンときたのでした。こういう施設があればいいなと私たちがずっと思っていたものだったからです。

うつが悪化して職場を辞めてからも主人は家にじっといても良くはならないと、就業生活支援センターに相談して障害者向けの事業所に通っていました。そこには様々な精神、知的の障害の方々がおられて、一緒に単純作業をこなしていました。良い点も勿論あったのですが、結果的にはうつが悪化してしまい今後どうしたらいいのか途方に暮れていところだったのです。

早速見学を申し込みました。

リトルプラスでは、非常に知的な観点からうつという病気に特化したプログラムが組まれていて驚きました。また、スタッフをはじめ研修生の方々が本当に良い方たちで雰囲気も良く主人は入会を決めました。

私は今までとは違う安心感を感じていました。講座形式で進められ主人は何だか学生に戻った気分でプログラムをこなしていました。本当に多岐にわたるので、色々と内容を聞いて私も受けてみたいな~と思うような講座も多々ありました。

主人が通い始めて4か月を過ぎましたが、一番驚いたのは毎月提出の読書感想文がとても面白く書けていることです。結婚して随分経ちますが私は主人に文才があるなんこれぽっちも知りませんでした!隠れた才能をリトルプラスが発掘してくれたようで嬉しかったです。

また、食べるのは好きでも家では料理などしなかったのに先日のクッキングスタジアムでは一生懸命包丁を握っていました。私と娘まで参加させていただきとても楽しいひと時でした。準備など皆さんで手分けして本当にうまく運んでいて感心いたしました。家でも授業で作ったホルモンうどんを作ったりしてくれてビックリでした。美味しかったです。

このようにリトルプラスは様々なアプローチで主人の可能性を広げ、また認知行動療法の授業などでは自己認識をも広げてくれています。

うつという病を通して共感できる仲間がいることも大きいと思います。主人は時々家で「他のうつの人のこういう気持ちは痛いほどわかる。」と話していますが、家族にも分からない辛さを話せる場があることは救いだと思います。

勿論、職場復帰に向けては綺麗ごとでは済まされない自分の本心と向き合って超えていかねばなりません。課題が時に重くのしいかかることもあるでしょう。それを乗り切る力を与え、またその力を皆持っていることに気付かせてくれるのがリトルプラスではないでしょうか?

今後とも職場復帰までの道そしてその後までもどうぞよろしくお願いいたします。