40代 男性
復職することが目的じゃない
復職することが目的じゃない
適応障害により休職して1ヶ月が経過した頃、自宅で過ごすだけでは体力や生活リズムが整わないと感じ、体験を経てリトルプラスへ通うようになりました。
早期の復職を目指していた為、早い段階で平日の通所ができるようになり、施設のプログラムも問題なくこなせるようになりました。
施設に通所して2ヶ月が経過した頃、施設のプログラムに慣れて少し物足りなさを感じ、このままこの場所に通所しても何も得るものはない、長く休職してしまうと復帰できないのではないかと思い、施設や産業医の方々に復職の意志を伝えました。
しかし、面談では、体力や生活リズムという観点では復職はOKだが、また同じようなストレスを経験した場合の対処が身についておらず、再発防止という観点では復職を延ばした方がよい、とのことでした。
長く休職してしまうと復帰できないのではないかという焦り、金銭面での不安もあったものの、早期に復職することが目的ではなく、心身ともに健康で休職せず長く勤めることが目的である、と気付かされました。
それからは、物足りないと感じていたプログラムにも意味があることを知り、日々のプログラムの中でわざとストレスをかけてもらいつつ対処する訓練や、認知行動療法によるストレスの感じ方を変化させる練習、これといった趣味のなかった自分に合うストレス解消法をプログラムの中で探すことができるようになりました。
リトルプラスのホームページ閲覧や施設体験をすると、「うつや適応障害が重症な方が通所する施設では?」「こんな楽なプログラムをして本当に復職できるのか?」と思われるかもしれませんが、日常や職場でのストレスに対処する訓練の場としてリトルプラスを利用してみてはいかがでしょうか。そして、復職するだけではなく、心身ともに健康で長く勤めることができるようになればと思います。