20代 女性
決意して良かった。
決意して良かった。
勤め先を休職し4か月が経過した頃、主治医からこちらの施設を紹介してもらいました。
当時はペーパードライバーだったため、運転に対する億劫さや、施設利用に対する不安な気持ちを抱きながら見学に訪れました。
スタッフさんがとても優しく施設を案内してくれたことや、自然に囲まれて穏やかに過ごせそうと感じたことから体験→正式利用することにしました。
体験で利用させていただきながら契約の手続きを進めていましたが、途中で諸事情により3か月ほど通所できない期間がありました。
この期間中「手続きも大変だし、このまま通うのをやめてしまおうかな」「もう良いや」と思うことがありました。
それでも、家族からの後押しと現状を変えたいという気持ちが芽生えたことから、再度通所を決意しました。
当時の自分にとって、利用のための手続きは大変でしたが、スタッフさんからの丁寧なサポートのおかげで、無事正式利用を開始することができました。
体験利用を初めて間もない頃、他の研修生の皆さんが朝の掃除やラジオ体操、モーニングミーティングなど決められたルーティンをこなし、複数人がいる部屋の中でも集中してそれぞれの作業をされているのを見た時、自分にはそれができないと感じたり、ここで皆と同じように過ごすことができるのか、と不安になったりしました。
そんな時にスタッフさんから「初めは皆そう感じるものだよ。無理して最初から入らなくても大丈夫だからね。自分のペースで。」と言ってもらえて安心したことを今でも覚えています。
その言葉があったおかげで、正式利用を始めた時も、過度に不安にならず、自分のペースで過ごすことができました。
“週に3日から、無理なく入れるプログラムから参加する”という形で通所を開始し、徐々に通所日数や参加するプログラムを増やしていきました。
“コンスタントに通う場所があること” “通うために朝の支度を頑張ること” “ちゃんと通うために生活リズムを整えること” “スタッフさんと話ができること” この4つがうまく作用して、自宅療養のみだった時と比較して各段に早いスピードで回復が進みました。
そしていつしか、あの頃自分にはできないと感じていたルーティンをこなせるようになりました。
その後も、心身の揺らぎがありながらも、スタッフさんにその都度相談させていただき、通所スタイルや参加するプログラムを随時変更したり、自身の課題に対してどんな工夫をするか検討したりして、現在、通い続けて8か月が経過しました。
苦手だった運転も、そこそこできるようになりました。そして今は、復職に向けて意欲も高まってきています。
休職し始めた頃から考えると、規則正しい生活を取り戻し、自分にできることが増え、復職したいと思えるようになったことが大変嬉しく、一時通所できなくなったあの時、再度通うことを決意して本当に良かったと思います。
今後、社会に戻った時、困難に直面することも辛いこともきっとあるだろうと思っています。
そんな時に、自分を守りながら乗り越えていくノウハウを身に着けられるよう、引き続き通所を頑張りたいと思います。