30代 男性
リトルプラスでの活動を紹介してみたいと思います。
こんにちは。
現在、会社を休職中で、リトルプラスに通いながら、社会復帰に向けてのコンディションの調整、再発防止のためのトレーニングを少しずつ進めている者です。
今回は、「研修生の声」という形で、自分自身のことを振り返りつつ、リトルプラスでの活動を紹介してみたいと思います。
リトルプラスでは大きく分けて、①コンディションの回復、調整が中心のクラブLと、②社会復帰、再発防止を意識したグループワークが中心のクラブPに分かれています(H29年8月までの運営体制になります)。
その中で、私はクラブPでの活動期間が3ヶ月間半ほど経ったところです。
そんなクラブPでの活動として特徴的なことと言えば、「1回のプログラムでは完結しない継続のワークが中心であること」と、「個人ワークでは完結しないプログラムが多い」ということです。
その代表例が「擬似職場負荷トレーニング」です。
何らかのミッションが企画として与えられ、職場のように、各人に役職や役割が与えられます。
そして、「はい、どうぞ。それでは皆さんで頑張ってください」とスタッフに告げられ、けっこういきなりな感じで、スタートします。
必要な助言は適宜していただけますが、手取り足取りでは、ありません。
意思決定プロセスや遂行方法なども含めて研修生同士で話し合いながら決めていくのが特徴です。
何をどうやっていいかわからない面もあり、戸惑うことも多いのですが、そんな中で、試行錯誤しながら進めていく形になります。
「擬似職場負荷トレーニング」ではリトルプラスのプログラムを自分達で作り上げるという立場にたつこともあります。
7月は「夏祭り」の企画の立案、遂行というミッションだったのですが、夏祭り企画とはいえ、あなどることなかれという感じでした。
まじめにやればやるほど話し合いはなかなか決まらなくなったり、お互いの意見の調整が必要になってくる場面も多いです。
一方で、期限を考慮するとそんなに時間がない中で進めていかなければならず、ストレスがかかる場面もいろいろと出てくるのですが、まさにそんな中で、嫌でも擬似的な職場を経験できる内容になっています。
そういった状況に身を置くことによって、改めて自分の課題が見えてくる面も多く、「ではどうやっていくか」といったことを自分なりに考えながら、試行錯誤できることはとても貴重なトレーニングになっています。
こうしたリハビリのためのトレーニングは、家で一人でいるだけでは、どうしても出来ないことですが、職場に復帰すれば、こうした場面が連続することも多いように感じます。
そうしたトレーニングを復帰前にやっておくことが出来ることは、再発防止のためにもとても有難い機会です。
考え方や価値観が違う人としっかりと話し合っていくことは正直疲れますが、学ぶことや気付かされることもとても多いと最近は特に感じています。
全てがリトルプラスのおかげだとは言いませんが、このような場所でいろいろと刺激をもらいながら考える時間を得たことで、今は辞めようと思っていた仕事をもう一回チャレンジしてみようと思うようにもなっています。
リトルプラスに通い始めた頃には、「擬似職場負荷トレーニング」を含め、「自分には絶対ムリ」と思っていたことが結構あります。
そのようなことが少しずつでもできるようになってきていることは、体調を崩すことで失っていた自信の回復にも繋がっています。
とはいえ、自分のコンディションの状態など、負荷をかけることで見えてくる課題もまだまだ多いので、もう少し研修生の皆様と切磋琢磨しながら、職場復帰に向けての調整をさせていただきたいと思っています。