50代 男性
一人でも多くの悩んでいる方々にリトルプラスの門を叩いてほしいです。
私は1990年以来のうつ歴28年という大ベテランです。うつ病を完全に治そうというよりも、完治せずともいかに上手にうつと付き合っていくかが私の課題であり、こういった事を少しでも明確にしたいと思いリトルプラスに入所しました。何よりも一人で悶々としているよりも語らえる仲間が欲しかったのです。
リトルプラスに通所するようになってもうすぐ1年になります。当初は半年くらいで卒業できるものだと高をくくっておりました。ただ最初は無意識に張り切っていたのでしょうか、10月頃から調子を崩し3ヵ月程休みがちになり、あせりもありました。心が折れそうにもなりましたが、気楽にゆったりと構えて行こうと現在再び毎日通所しています。スタッフの方々にも最近になって、正直な思いを相談させていただくようになりとても救われる思いです。
様々なプログラムをこなすうちに自分の長所、短所 得意、不得意などが少しずつ明確になりスキルアップにもつながると思います。私は苦手なプログラムなどでは戦力になれず、役立たずではないのか?などと一人で勝手に思い込みの世界に陥って、一回調子を崩しましたが、今は「とりあえずその場にいればいいや」と割り切るようにしています。目標の設定値を「あくまで前向きに」格下げする様に努めています。
私は現在離職しており、年齢も50代になり、かといって元々やっていた業種の仕事に戻る気にもなれず、これから先の仕事のことを考えると不安感に襲われ、しょっちゅう夢にもうなされている状態ですが、今は自分なりにあらためて内面を見つめ直すことに主眼を置こうかと思っています。プログラムの認知行動療法によって自分では欠点だと思っていたことが実は個性だと分かったり、物の考え方ひとつで視界が開けてくる感覚にもなります。考え方を少しずつ修正することによって仕事も何とかなるのではないかという自信もついてきているような気がします。
リトルプラスは実験の場です。自分というものを強引に修正するというよりも、自分を知り、受け止めていくという方向に導いてくれるヒントを与えてくれます。一人でも多くの悩んでいる方々にリトルプラスの門を叩いてほしいです。