プログラム
今、ここにある、なにげない、
うつ病から復職・再就職・再発予防支援施設リトルプラス。
集団認知行動療法(CBGT)を実施しております。
1月に入りまして3ヶ月間取り組んだ集団認知行動療法も終盤です。
1月末でまた1クールが終了しようとしています。
CBGTでは、いつも行動活性化の一部として満足度シートというものを活用しています。
認知行動療法の一つのワークをリトルプラスオリジナルに使いやすくしています。
このシートに普段満足した出来事を書き込んでいきます。
それこそ、表題にある通りで、今、ここにある、なにげないことも、本人が満足感や喜びを感じたら記載していくわけです。
そこに記載する内容はどんな小さなことでも構わないんですね。人と比べることも必要ありません。
CBGTの一環ですので、そこに認知(自動思考)も記載していきます。
そういうことを繰り返し行うことで、「そういう”眼”になっていくこと」、「そういうことに普段から注意を向けられるようになること」、つまりポジティブな感情や出来事(あるいは認知)に目を向けられるようになることを長期目標のひとつとしています。
(もちろん、シートを活用して達成する目標はそれらに限りません。様々な目標目的を持ち使用します)
よくよく考えたり振り返ったりしてみると、実はいろいろな満足や喜びが「今、ここ」にあることに気づいたりします。なにげないこと、何気ない日常、なにげなく過ぎ去っていく出来事や時間について、よくよく考えたり振り返ったりしてみると、実はいろいろな満足や喜びに気づいたりします。そういう風にいつもの何気ないことをよくよく見てみる。みる癖をつけてみる。見られるようになる。気づけるようになる。これもまた精神的健康上必要なスキルなのではないかと思います。
みなさんはいかがですか?
普段の日常場面や対人場面・・・
ふと振り返ってみて、自分の満足や喜びはどんなもので、どんな感じでしょうか。
リトルプラスの何気ない日常を2枚だけ撮影してみました。
この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi