うつ病に特化した岡山県玉野市の 職場復帰支援 + 再発予防施設

復職者様の声

男性

うつ病になってから、復職まで

1. うつ病になった理由

一年半前に会社の組織変えが有り、班長に任命されました。
最初は、断っていましたがうまい事説得されてしまいました。

今までにやった事のない仕事に、流れをつかむまでが大変でした。

人ふりにいつも悩まされました。
例えば、あの仕事はやりたくないとか、あの人とは組みたくないなど。

人が減って人の足りない現場に入るようになり、今まで出来ていた業務ができなくなり、あせりとプレッシャーに潰されそうになりました。

もうひとつ班が統合される事になり、そこで今でもいっぱいいっぱいなのに、もうひとつ班が統合されたらどうなるのだろうと考えだすと、毎日寝れなくなり、誰とも会いたくなくなり、そして悪い方向に進んでいきました。

 

2. 職場復帰を考える

4月の初旬ぐらいから会社を休みだして、人と関わるのがいやになり、会社辞めて人と関わりがないような仕事ないかな?そんな事ばかり考えていました。

しかし、そんな仕事はなかなかありません。
何回か上司と会っている内にとりあえず復帰して、また同じような症状になったら会社を辞めようと思うようになりました。

復帰するにはどうしよう?と考えました。

まずは、生活リズムの改善をしないといけないと思いました。
以前から院長先生から勧められていた、リトルプラスのパンフレットを見ているとプログラムにも興味がわき、会社で衛生管理者という立場でもあったので、集団認知行動療法、コミュニケーションスキル(SST)、ストレスマネジメント講座など、勉強して会社に戻れば何かの役にたつのではと感じました。最初は、見学という事で来所しました。あれよあれよという間に通うことになっていました。

 

3. リトルプラスに通いだして

リトルプラスに通いだして最初は、研修生2人しかいなかったけれど、だんだん人も増えてきて楽しく過ごせるようになりました。

あれだけ人と関わる事がいやになっていたのに、人との関わりの楽しさを取り戻せてきたような気がしてきました。
CBGT、WRAP、コミュニケーションスキルなど、みんなの意見を聞いたり参考にしたりするプログラムで人との関わりって凄く大事なんだなって感じました。
園芸、ルーシーダットン、ウォーキング、運動療法などで体力を回復することも出来ました。

生活リズムもかなり改善してきて、体力もそこそこ回復してきたので、そろそろ職場復帰できるのかなと感じ始めました。

 

4. 職場復帰

職場復帰する事で一番不安だったのは出勤初日でした。

どんな顔して出勤すればいいのだろうといろいろ考えました。
とりあえず人数の少ない土曜日に顔をだそうと思いました。

来週から復帰するので、よろしくお願いしますと一人ずつ頭を下げて回りました。
みんな笑顔で対応してくれたので、ほっとしました。

出勤初日、あいさつできてなかった人達にあいさつして回りました。
やはりみんな笑顔で対応してくれました。
全員にあいさつが終わるとほっと胸をなでおろしました。

そして、復帰して一ヶ月近くたちました。
半日会社、半日リトルプラスという生活がつづきました。
会社ではちょくちょく話をしに、いろんな人達が顔を見せに来てくれました。
なかでも「実は、俺も・・・」という人もいて、自分の体験談やどうやって考え方を変えてモチベーションを上げていったのか等を教えてくれた人も数人いました。
えっ、この人が?と思える人もいました。

リトルプラスでは、職員の方々、研修生の皆さん共々やさしく接してくれたり、悩みを聞いてもらったり、聞いたり、楽しくプログラムを受けたりと、充実した日々を過ごすことができました。

今は、やはり、人とのつながりって凄く大事なんだなと感じています。

忘れそうになっていたものを取り戻せたような気がしています。