50代 男性
かかりつけのお医者さんに薦められて、リトルプラスに
Little Plusに1年半通ってみて
かかりつけのお医者さんに薦められて、リトルプラスに通い初めて1年半が経ちました。
薦められたときは、長年勤めた仕事を辞めたばかりという事もあり、お先真っ暗で不安ばかりが頭の中を支配していました。
そんな状況で、お医者さんから頂いた情報をもとに、いくつかの支援施設に電話で問い合わせたり、実際に訪れて、施設の方の説明や自分が感じる雰囲気を比べていくと、リトルプラスのいごこちのよさに驚きました。
施設に通う人が、同じうつ病をもつ人ばかりということもあるのですが、施設利用者やスタッフの方々と会話をするうちに、うつ病と向き合っているのは自分ひとりではないということに気付き、とても勇気づけられ、その後の日々のプログラムを有意義に受けることができました。
毎日のプログラムだけでなく、スタッフの方が工夫して行ってくださる季節のイベントなどを一緒に”楽しむ”ことで、いつのまにか連帯感のようなものが生まれていました。
しかしながら、施設に通うようになって1年が過ぎようとしていた頃、一度体調、特に生活リズムを崩し、後戻りをしました。プログラムに熱中するあまり、いつのまにかその時の自分の許容量を超えて行動してしまいました。
リトルプラスではスタッフが施設利用者の状態を判断して、第一段階を”ブレス”第二段階を”L”、第三段階を”P”として参加できるプログラムを区別し、”P”まで進めば、社会復帰まであと一歩となります。
このときの私は、”L”の後半まで進んでいたのですが、一度”ブレス”に戻りました。
そこから再度、生活習慣の見直し、生活リズムを取り戻すことから始め、”ブレス”を終えて”L”に移り、近々”P”に進む予定です。
これまでの時間はあっという間で、通い始めのころの諸先輩は、だんだんと卒業して社会へと戻られていき、自分もそろそろその時期を迎えようとしています。
本施設で得たことを実社会で活かせるかどうか、やってみなければ分からないところも多々ありますが、少なくとも最初のころのような暗澹たる状況ではなく、だいぶ周りが明るくなったように思え、少なくとも足元はハッキリ見えるようになったと思います。