30代 男性
気がつけば、自分を失くし、うつ病と診断されていました。
気がつけば、自分を失くし、うつ病と診断されていました。
オーバーワークが続き、連日の深夜までの残業、休日出勤。
自宅に帰ってすることといえば、シャワーを浴びて眠るだけ。
夢の中でまで仕事をしている始末でした。
その当時は、蝕まれていっているという自覚もなく、自分を失くしていっているという感覚もなく、ただただ業務をこなすことだけを考えていた気がします。
ストレスをためていることにも気づかず、当然それを解消することもありませんでした。
気づいたときには身だしなみを気にすることもなくなり、楽しい、嬉しいなんてあるわけもなく、あるのは抑うつ感だけという状態になっていました。
長い休職から復職後、何度も短い休職と復職を繰り返しました。
今思えば、自己流の社会復帰のためのリハビリでは限界があったのだと思います。
そんなときリトルプラスの存在を知りました。
通う決心をするまで時間がかかりましたが、見学を通して通うことに決めました。
通い始めて約8ヶ月になりますが、半年間くらいは週三日午前中だけ程度の通所でした。
そんな私でも今では毎日9時から17時までリトルプラスで活動しています。
私にとって何より大きいのは、身体的にもメンタル的にも「自分を取り戻していっている」という感覚があることです。
その感覚をその時々の自分の状態にあった活動をしながら、段階を踏んで得ることができています。
再発予防のための様々なプログラム、コミュニケーショントレーニング、運動療法、楽しいイベントなど。
ひとりでは学ぶことのできないこと、経験できないことが盛りだくさんです。
うつ病になる原因は人それぞれだと思います。
ひとりで考える時間も必要だと思います。
ですが、信頼できるスタッフの方や、同じようなつらい経験をしている方だからこそ、話せること、わかってもらえることがあります。
一緒に活動している研修生から勇気や元気、やる気をもらうこともあります。
リトルプラスに通うことに決めて本当に良かったと思っています。
ひとりで社会復帰を目指していたときと違い、再発しないという小さな手応えを感じていますし、多くの楽しい、嬉しい気持ちを感じています。
まだ不安はありますが、自分のペースで活動し続ければ、その不安もなくなる気がしています。
リトルプラスの存在を知れた幸運、多くの研修生と出会えた幸運を大切にしながら、日々を過ごしたいと思っています。