活動・日記
キョウイクとキョウヨウとキョウラクと
リトルプラス青井です。
さて、最近ちまたをにぎわせている「ストレスチェック制度」について書いておきたいと思います。大変タイムリーな話題であります。
いやあ、ちょっと読みにくい題目ですみません。
Little Plus 青井です。
先日、岡山県看護協会の会長さんにお会いすることができ、
そこで教えて頂いた言葉です。
会長さんは長らく臨床をされており、もちろん看護師さんですが、最近まで大学で教鞭をふるっていた方であります。
温厚で笑顔絶やさぬ素敵な女性です。
現在、看護師不足が都市のみならず地方でも叫ばれています。
医師の不足同様に、看護師も、です。
その再就職に力を入れていらっしゃると聞き、我々としても何か力になれることが有るかもしれないと考え、ご挨拶に伺いました。
(途中で道に迷ったのは、内緒です・・・かなり迷った・・・)
お話をして、「いい取り組みをされてますねえ!」と激励頂きました。
お話は予定よりも長く時間を頂きました。ありがとうございました。
そのお話の中で、
精神的にしんどい方に必要なものという話しになり、会長は
「キョウイクとキョウヨウ」と。
私は頭の中で「教育と教養」を当たり前のように連想しました。
しかし違ったんですねえ…
真意はこうです。
「今日、行く場所がある(キョウイク)」
「今日、用事がある(キョウヨウ)」
です。
なるほど!
膝を打つほどに、なるほど!と合点。
たしかに、そうかもしれません。
しんどくて家で籠って、今日行く場所も、あるいは今日する用事もなくなっている。
そうした方に必要なのは、今日行く場所と今日の用事なんですね。
仕事をしていると、今日行く場所は「職場」です。
仕事をしていると、今日の用事は「業務」です。
うつ病等の精神疾患になると、それは、「休養」という言葉の元に、無くなってしまいます。
ただ家にいるだけになってしまう。
もちろん、自宅療養は必要なことです。
しかし、その時期が過ぎたなら(回復期)
それこそ、「キョウイクとキョウヨウ」です。
回復期だからこそ、必要になることだと思います。
リトルプラスはそうした場所です。
研修生の一人が同様のことを言っていたことを思い出しました。
その言葉にプラスするならば、キョウラクかなと思います。
「今日を楽しむ」ということ。
みなが笑顔で居られる、その一瞬だけでも笑顔でいられる活動を、これからも続けていきます。
この記事の投稿者
PROFILE
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士
青井 洸
Kou Aoi